どんな予算でも作れるMVのアイデア25選
いいMVは、大きな予算ではなく、はっきりしたひとつのアイデアから始まります。スマホと空いた午後ひとつでできるもの、友だちと作るもの、AIの力を少し借りるものまで25個。今週中に撮れる手順も紹介します。
まずはひとつのアイデア
記憶に残るMVは、ひと言で説明できます。歌い手が街をワンカットで歩く、バンドが午前3時にキッチンで演奏する、歌詞の一行一行が壁に書かれていく。自分のMVをひと言で言えないなら、もっとシンプルにしましょう。3つの質問が助けになります。
- この曲は何を思い浮かべさせますか? 場所、時間帯、色、人。
- すでに持っているものは? リハーサルスタジオ、車、海辺、踊れる友だち、古いカメラ。
- どこで見てもらいますか? YouTubeの16:9か、縦型クリップに切ったスマホ中心か。撮る前に決めましょう。
予算ゼロ:スマホと1か所
- ワンカット。 曲まるごとを途切れない1カットで。歩きながら、踊りながら、あるいはカメラに向かって歌うだけ。何も隠せないことが強みです。
- 夜の車の中。 運転席で口パク(駐車中に)。街灯とダッシュボードの光だけで撮ります。
- 自分の部屋やスタジオでのパフォーマンス。 照明はランプひとつだけ。親密な雰囲気で、シングルごとに撮り直しやすいです。
- 手書きの歌詞。 紙、鏡、壁に書いて、歌に合わせて1行ずつ見せます。
- 窓辺のシルエット。 光を背にして影になります。顔を出したくないときにおすすめです。
- 街の散歩。 曲が生まれた場所を、ゴールデンアワーに撮ります。
- 分割画面。 自分がすべての楽器を弾き、すべてのハーモニーを歌って、横に並べます。
- 逆再生。 逆向きに撮った動きを正しい向きで再生します。水が上に昇る、散らかった部屋がひとりでに片づく、など。
- ホームビデオや過去の映像(自分のもの、または許可を得たもの)を曲に合わせて。思い出をテーマにした曲にとくに合います。
- ひとつの物、ひとつの物語。 カメラが歌詞の大切なものから離れません。手紙、ジャケット、スマホなど。
少ない予算:友だち、部屋、1日
- ライブセッション。 バンドがひとつの部屋で演奏し、2、3台のスマホを別の角度から回します。ライブの撮影のコツもどうぞ。
- 簡単な振り付けを友だちと。ダンサーがいなくても、ぎこちなさがそのまま魅力になります。
- ストップモーション。 ジャケット、おもちゃ、切り紙で作ります。
- プロジェクション。 歌詞や映像を、自分の顔、シーツ、建物に映します。
- ファンの動画。 曲を歌ったり、曲のように過ごしたりする映像をファンから集めて、ひとつに編集します。
- 俳優ひとりの短い物語。 登場人物ひとり、場所ひとつ、最初から最後までのひとつの変化。
- タイムラプス。 曲が流れる間に、絵、料理、庭など何かができていく様子を撮ります。
- ツアーやライブ。 直近のライブのベストシーンを、新曲に合わせて編集します。
- メイキングそのものをMVに。 曲のレコーディング、テイク、ミス、部屋の様子。スタジオセッションのクリップも参考にしてください。
- 1時間だけ借りる場所。 コインランドリー、ボウリング場、教会、ジム。聞いてみると、少人数のクルーなら快く貸してくれる場所は意外とあります。
アニメーションとAIの力を借りる
- リリックビデオ。 声に合わせた歌詞を、曲の公式映像として。選択肢はリリックビデオ、ビジュアライザー、ミュージックビデオの違いで比べられます。
- 動くジャケット。 アートワークがゆっくり動き、画面に歌詞が出ます。TONTRIAならSpotifyのリンクから作れます。
- 写真に命を吹き込む。 ポートレートや古い写真を、数秒の動画にします。
- 撮れないものはAIのシーンで。 海の底、1920年代の街、巨大化した自分。実際に撮った映像とミックスします。それがTONTRIA Motion Studioの役目です。
- 縦型ファースト。 最初からスマホのために作るMV。9:16で撮って、歌詞を大きく見せます。
ヒント: アイデアは組み合わせられます。ゴールデンアワー(6)のワンカットの演奏(1)に、ブリッジでAIのカット(24)を少し足しても、アイデアはひとつです。
スマホでMVを撮る方法
- カットを紙に書き出す。 曲をパート(イントロ、Aメロ、サビ、ブリッジ)に分けて、それぞれにどのカットを使うか書きます。曲全体で5〜10種類のカットがあれば十分です。
- フォーマットを決める。 YouTubeなら横向き(16:9)。TikTok、リール、ショートが中心なら縦向き(9:16)。横で撮るなら、あとで縦に切り出せるようにアーティストを中央近くに置きましょう。
- 光。 窓辺の自然光か、屋外のゴールデンアワー。夜なら、弱い照明をたくさん並べるより強い照明ひとつのほうが効果的です。撮影のたびに、スマホの露出とピントを固定しましょう。
- どのテイクでも曲を大きな音で流し、本気で一緒に歌いましょう。編集のとき、口パクが合います。
- 曲まるごとを、位置を変えて何回か撮る。 1行ずつ撮るのではなく。どの場面にも選択肢が増えます。
- カメラを安定させる。 三脚、壁、または体に近づけた両手で。ゆっくり動かします。
- 曲に合わせて編集する。 マスター音源をタイムラインに置き、テイクを同期させて、ビートや各フレーズの頭で切ります。色は最後に。
- 書き出しとアップロード。 出せる最高画質で、正しいタイトルとクレジットをつけて(MVには曲とは別のISRCが付きます)、縦型バージョンはリリース日の前に用意しておきましょう。
編集が苦手なら、Motion StudioのAIミュージックビデオエディターが、テイクを曲のビートに合わせて自動でカットします。
1回の撮影で、1か月分のコンテンツ
MVはたいていリリースでいちばんお金のかかる部分ですが、多くの人が見るのは完成版ではなく、縦型クリップです。撮影の段階からそれを前提に計画しましょう。
- サビやフックの縦向きのカットを、いくつか余分に撮る。
- メイキングは残しておく。リリース前のティザーになります。
- リリース後は、動画を歌詞つきのTikTok、リール、ショート向け縦型クリップに切り出して、いちばんいい3秒をループしてSpotifyのCanvasにします。
完成したMVのYouTubeリンクから始めれば、TONTRIAが見せ場を提案し、アーティストをフレームに収め、歌に合わせて歌詞を載せます。MVをショートにする最良の方法もあわせてどうぞ。