ミュージシャンのための動画のつかみ30選
つかみとは、見続けるかどうかを決める前に起きること。最初の映像、最初の音、最初の1行のテキストです。手元にある素材別に分けた音楽向けの30のつかみと、当てずっぽうにならないテストの方法を紹介します。
つかみは何でできているか
ショート動画のつかみには、同時に流れる3つの層があります。少なくとも2つをうまく作りましょう。
- 最初の映像。 カメラに近い顔、楽器にのせた手、満員の会場。ロゴでも、真っ暗な画面でも、誰も出てくる前のステージでもありません。
- 最初の音。 曲でいちばん強い1行、高い音、観客の合唱、あるいはカメラに向かって直接話す一言。
- 最初のテキスト。 見続ける理由になる、画面上の短い1行。音を消していても伝わります。
音楽のつかみ(人が覚えている曲の部分)と動画のつかみは、いつも同じ瞬間とは限りません。多くの場合、いちばんいいクリップは音楽のつかみで始まりますが、曲が盛り上がっていく間は、ストーリーや問いかけが最初の数秒を支えることもできます。
曲そのものからのつかみ
- サビから始める。 イントロもビルドアップもなし。みんなが歌う1行から始めます。
- 歌詞をテキストで出す。 いちばん引用されやすい歌詞を、歌われる前に画面に出して、待ってもらいます。
- 「この歌詞は〜について」。 歌詞についての本当の事実を1つテキストで伝えてから、その歌詞を流します。
- その1音。 曲でいちばん高い、あるいはいちばん難しい音の直前から始めます。
- ドロップ。 ドロップ、またはドラムの最初の一打の1拍前から始めます。
- 聴く人への問いかけ。 つかみの上に「これを聴いて、誰を思い浮かべた?」と出します。
- ビフォーとアフター。 アイデアのボイスメモ、そして完成したサビ。
- カウントダウン。 リリース週間に、つかみの上に「金曜リリース」と出します。
ライブからのつかみ
- 観客が先に歌う。 サビを歌う観客から始めて、アーティストに切り替えます。
- リアクション。 会場が1行を引き継いだときの、アーティストの表情。
- うまくいったミス。 歌詞を忘れた、笑った、やり直した。本当のことで、アーティストが共有してよいと言う場合に限ります。
- 客席のひとり。 全部の歌詞を歌っている人。顔を出す許可がある場合に限ります。
- 街。 いちばん盛り上がる瞬間に、テキストで「昨夜の[都市名]」。
- アコースティックの瞬間。 会場が静まり、声だけが残る。
ライブ全体からこれらを切り出す方法は、ライブ映像のクリップをご覧ください。「viral – sung」の編集は歌い手にとどまり、観客に切り替えます。
スタジオからのつかみ
- 最初のテイク。 「シングルになった曲の、テイク1。」
- 1トラックだけ。 ボーカルだけ、ベースだけ、そしてフルミックス。
- 意見の対立。 あるパートについて意見が割れた2人と、勝ったバージョン。
- ディテール。 ペダル、マイク、手書きの歌詞カードのクローズアップ。
- プロデューサーの反応。 部屋の誰かがそのテイクを聴いた瞬間。
この素材のさらなるアイデアは、音楽の舞台裏クリップをご覧ください。
インタビューやトークからのつかみ
- 文の途中から始める。 そこに至った質問ではなく、いちばん強い一言にカットします。
- 告白。 「この曲は、危うくリリースしないところだった。」
- 本当の数字。 本当の日付、本当のテイク数、本当の年齢。作った数字は絶対に使いません。
- 反対意見。 一部のファンが議論しそうな意見を、落ち着いて話します。
- 1行のストーリー。 「人生最悪のライブのあと、駐車場でこの曲を書いた。」
- 本当のコメントに答える。 コメントを見せてから、答えを見せます。
会話全体については、アーティストのインタビュークリップをご覧ください。
過去曲のつかみ
- 記念日。 「10年前の今日、この曲が出ました。」
- 昔と今。 古い演奏と、同じ曲の最近の演奏を並べます。
- 誰も聞かなかった曲。 「ライブで最初に演奏したい、隠れた名曲。」
- ファンのストーリー。 その曲が誰かにとって何を意味したかについての本当のメッセージ。本人の許可を得て。
- 最初のリリックビデオ。 「この曲にはビデオがありませんでした。今はあります。」過去曲のプロモーションをご覧ください。
つかみのテスト方法
どのつかみがうまくいくかは事前にはわからず、どんなツールもそれを約束できません。できるのは、方法を決めてテストすることです。
- 同じクリップで、違う始まり。 最初の数秒だけを変えたバージョンを、1つのクリップで2、3本作ります。開始位置を変える、あるいはテキストの1行を変えます。
- 別の日に投稿する。 投稿する時間帯とキャプションは近づけて、つかみが主な違いになるようにします。
- 再生数だけでなく、視聴維持を見る。 TikTok、Instagram、YouTubeのアナリティクスで、各動画がどれだけ見られたかがわかります。最初の数秒を過ぎても残った人の数が、つかみを測る指標です。
- うまくいったものを繰り返す。 あるタイプのつかみが2回続けてうまくいったら、次の曲でも使いましょう。
最初のステップはTONTRIA Clipsが手伝います。各動画から、バイラルスコア付きの30〜90秒の見どころをいくつか提案し、エディターで各クリップの開始位置を動かせて、クリップごとに、つかみの1行、3つのタイトル、説明文、編集できるハッシュタグが付きます。音楽クリップのタイトルとハッシュタグとミュージシャンのための動画編集のコツをご覧ください。
ヒント: クリップを選ぶ前に、テキストのつかみを書きましょう。なぜ見てほしいのかを1行で言えないなら、そのクリップはたぶん始まる場所が違います。