リリース週の投稿計画:毎日何を出すか
曲が世に出るのは、1日だけではありません。1か月かけて出ていきます。リリース日の前2週間と後2週間について、素材ごとの具体的な計画を紹介します。
多くのリリースが尻すぼみになる理由は同じです。曲が出て、「配信開始」の投稿が1回あり、翌日にはもう見せるものが何も残っていない。TikTok、リール、ショートでは、1本の投稿が曲を運んでくれることはまずなく、顔を出し続けることが力になります。そして多くの人は、再生ボタンを押すまでに、いろいろな形で何度か曲に出会う必要があります。
いい知らせは、1か月分のコンテンツを回すのに、デザインチームも撮影クルーもいらないことです。必要なのは、計画と、リリース日までに準備された素材です。ここで紹介するのは、私たちが出発点としている計画です。
準備しておくもの
最初の告知の前に、次のものを1つのフォルダにまとめましょう。
- 最終音源(マスター)と、高解像度のジャケット。まだジャケットがない場合は、TONTRIA Motion StudioのAIアルバムカバー作成で作れます。
- ディストリビューターと確認したリリース日。
- 曲のリンク。 ディストリビューターからプリセーブのリンクをもらえるなら、リリース日まではそれを使い、その後SpotifyかYouTubeのリンクに差し替えます。
- 長めの動画を最低1本:MV、ライブセッション、撮影したリハーサル、曲について話すインタビューなど。その後の数週間分のクリップは、ここから作ります。
- 校正ずみの歌詞。
Spotify for Artistsでエディトリアルプレイリストに提案するなら、早めに行いましょう。Spotifyはリリース日より前の提案を求めています。最新の締め切りはSpotify for Artistsで確認してください。
この計画はコンテンツ部分です。ディストリビューターへの納品、クレジット、分配、提案の日程など、リリースのそれ以外の準備は tontria.com のリリース計画チェックリストを使ってください。ディストリビューターがまだなら音楽配信のやり方を、リリース前に共有するリンクについてはプリセーブとはをご覧ください。
2週間前:告知
目的はシンプルです。何かが近づいていること、そしていつなのかを知ってもらうこと。
- 「近日公開」の素材:ジャケット(またはその一部)と曲名。フィードとストーリーズに投稿します。
- リリース日の素材:同じデザインに日付を入れたもの。この投稿はプロフィールに固定しましょう。
- ティザー動画:曲の10〜20秒。リハーサルでのサビ、スタジオの一場面、MVの1カットなど。すべては見せず、リリース日のために取っておきます。
- 曲のエピソード:曲がどこから生まれたのかを話す短い動画。まだ聴いていない曲に興味を持ってもらえる種類のコンテンツです。
1週間前:カウントダウン
ここからペースが上がります。1日1素材が、疲れさせないちょうどいいリズムです。
- あと3日:カウントダウンの素材と、曲の別の部分を使ったクリップ。
- あと2日:カウントダウンの素材と、舞台裏の動画(レコーディング、リハーサル、撮影)。
- 明日:「明日」の素材と、聴いてほしいと呼びかける、台本なしの短いメッセージ動画。
毎日どの動画を出すか
同じ断片をくり返し投稿しないように、動画の種類を変えましょう。ある日はサビ、次の日は歌い出し、その次は話している場面。ライブセッションがあれば、それだけでいくつもの違うクリップが作れます。見るべき場面は、ライブセッションから10本のバズるショート動画を作る方法で紹介しています。
リリース当日
1か月でいちばん投稿が多い日です。前の晩にすべて準備しておきましょう。
- 朝いちばんに、ストーリーズで「本日リリース」の素材。
- フィードとストーリーズに「配信開始」の素材。プロフィールとストーリーズにリンクを入れます。
- MV付きの「配信開始」:同じ素材にMVの一部と曲の音源を重ねたもの。リールやTikTokでは静止画より反応が良くなります。
- MVまたはライブセッションから作った、字幕つきの最初の縦型クリップ。
Canvasとリリックビデオはリリースと同時に用意する
最初の瞬間から公開しておきたい素材が2つあります。
- Spotify Canvas:Spotifyアプリで曲の後ろに流れる、短い縦型ループ。Spotify for Artistsに登録しておけば、リスナーが来たときにすでに表示されています。作ったことがなければ、Spotify Canvasとは?作り方を解説をお読みください。
- リリックビデオ:MVがまだなら、リリックビデオが初日からYouTubeでの曲の居場所になります。MVがある場合は、数日後に2本目の素材として出すこともできます。手順はSpotifyのリンクからAIでリリックビデオを作る方法にあります。
リリース後の2週間
多くのアーティストはここで止まってしまいますが、実はここがいちばん伸びしろのあるところです。曲は出ました。次の仕事は、何度も見てもらうことです。
- 1日1本、または1日おきのクリップ:サビ、歌い出し、盛り上がり、アコースティック、45秒の曲のエピソード。
- 縦型の歌詞クリップ:リールやTikTok用に、歌詞を表示したサビの15〜30秒。
- リアクション:リスナーの投稿を(許可を得て)シェアし、プラットフォームで使える場合はコメントに動画で返信します。
- 2週目の半ばに、見逃した人のためにもう一度「配信開始」。
- 反応が良かったものを作り直す:1本のクリップがはっきり他より伸びたら、同じ場面で新しいフックや別の字幕スタイルの版を作ります。
1日ごとの計画の全体像
コピーして調整できるテンプレートです(R = リリース日)。
- R-14:「近日公開」(フィードとストーリーズ)。
- R-10:リリース日(固定投稿とストーリーズ)と、曲のエピソード動画。
- R-7:10〜20秒のティザー。
- R-3:「あと3日」とクリップ。
- R-2:「あと2日」と舞台裏。
- R-1:「明日」とメッセージ動画。Canvasを登録、リリックビデオを予約。
- R:「本日リリース」、「配信開始」、MV付きの「配信開始」、最初の縦型クリップ。
- R+1〜R+7:1日1本のクリップ(サビ、歌い出し、盛り上がり、エピソード、アコースティック)と縦型の歌詞クリップ。
- R+8〜R+14:1日おきのクリップ、リアクション、もう一度「配信開始」、いちばん良かったクリップの新バージョン。
EPやアルバムをリリースするなら、リード曲を軸に同じ計画を進め、その後の数週間でほかの曲のクリップを1曲ずつ足していきましょう。
ヒント: キャプションは、素材を準備する日にまとめて書きましょう。リリース週が始まると、1本ずつ一から書く時間はありません。
すべての素材を午後1回で準備する方法
大変そうに聞こえますが、ほとんどはすでにお持ちの2つ、つまり曲のリンクと長めの動画1本から作れます。
- リリース素材:TONTRIAのリリース素材では、SpotifyかYouTubeのリンクを貼るだけ(曲がまだ公開前なら、ジャケットと音源をアップロード)で、「近日公開」、リリース日、カウントダウン、「明日」、「本日リリース」、「配信開始」、MV付きの「配信開始」が、ストーリー、投稿、正方形の各サイズで手に入ります。画像でも、曲の音源つきのアニメーション動画でも作れます。Spotify Canvas用の縦型ループも、同じ手順で出てきます。
- リリックビデオ:リリックビデオでは、同じリンクからYouTube用の横型とリール・TikTok用の縦型を作れます。
- クリップ:AI切り抜きでは、MV、セッション、インタビューをアップロードします。AIが30〜90秒のベストな場面を提案し、歌っている人や話している人を追って縦型に切り取り、動く字幕を加えます。フック、タイトル、説明文、ハッシュタグの案も用意するので、コピーして使えます。
これで、始まる前から1か月分がそろいます。ご自身の音楽をリリースするなら、アーティスト向けTONTRIAに準備できることがまとまっています。複数のアーティストを担当している場合は、レーベル向けTONTRIAで同じワークフローの使い方をご覧ください。
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