横型動画を縦型にする方法:誰も切らずに
撮ってきたもののほとんど、MV、ライブ、インタビュー、ポッドキャストは横型ですが、TikTok、リール、ショートは縦型を求めます。必要なサイズ、切り替える4つの方法、それぞれが向いている場面を紹介します。
必要なサイズ
何かを切り取る前に、行き先を知っておきましょう。次の4つのフォーマットで、ほとんどのプラットフォームをカバーできます。
- 9:16の縦型(1080 × 1920 px):TikTok、インスタグラムのリール、YouTubeのショート、ストーリーズ。
- 4:5の縦型(1080 × 1350 px):インスタグラムとフェイスブックのフィード投稿。正方形より画面を広く使えます。
- 1:1の正方形(1080 × 1080 px):フィード投稿と一部の広告。
- 16:9の横型(1920 × 1080 px):YouTubeとほとんどの画面。
16:9から9:16へ切り取るというのは、元の幅の3分の1弱を残すということです。問題はこの一文に尽きます。どの3分の1を残すのか。
縦型にする4つの方法
1. 中央を切り取る
中央の帯を残して、左右を捨てます。いちばん手早く、多くのアプリが標準でやることです。大切なものが常に真ん中にあるなら使えます。誰かが動いたり、2人いたり、歌い手がステージの片側にいたりすると失敗します。半分に切れたり、フレームから消えたりします。
2. ぼかした背景に動画全体を置く
縦のフレームの中央に横型の動画をまるごと置き、上下は同じ映像を拡大してぼかしたもので埋めます。映像は何も失われませんが、動画は小さくなります。見る人のスマホには、中央を横切る帯のように映ります。バンド全体や風景のように、全体を見せたい引きのカットには向いていますが、顔や表情には向きません。
3. 顔を追うリフレーム
縦のフレームが、元の動画の中で、話している人や歌っている人を追って動きます。編集者がカットごとに手作業でやることに、いちばん近い方法です。画面いっぱいに表示され、人が動いてもフレームに収まります。インタビュー、ポッドキャスト、ライブ、アーティストが映るMVには、たいていこれが正解です。
4. 分割画面
2つの切り取りを縦に並べます。ひとりを上に、もうひとりを下に。会話の問題を解決します。並んで座る2人は、縦のフレームにはそもそも収まらないのです。テンポのよい掛け合いや、聞き手の反応を見せるのに最適です。
それぞれの使いどころ
- カメラに向かって1人が話す → 顔を追うリフレーム(まったく動かないなら中央切り取りでも)。
- 2人のインタビューやポッドキャスト → 掛け合いには分割画面。ひとりがしばらく話すときは話者を追う。
- ライブやMV → 歌い手を追うリフレーム。観客も入れたいなら、その反応にカットを切り替える。
- バンドの引き、風景、ドローン映像 → ぼかし背景、または一部の細部を選んで切り取る。
- 左右に文字やグラフィックスがある動画 → ぼかし背景、または文字を縦型で作り直す。
自動リフレームの手順
TONTRIAでの手順は次のとおりです。
- AI切り抜きで、動画をアップロードするかYouTubeのリンクを貼ります。
- モードを選びます。「Viral – spoken」は話している人を追い、「viral – sung」は歌い手についていって観客の反応にカットを切り替えます。2人の会話なら、分割画面をオンにします。
- 提案された場面を確認します。 AIが30〜90秒の区間を、すでに9:16で、動く字幕つきで提案します。
- 必要なところを調整します。 カットの構図がいまひとつなら、クリップを動画エディターで開き、タイムライン上でフレームを手で動かします。
- 書き出します。
ホームページでは、実際の例が見られます。¿Te Suena?の配信でのEl Rejaのインタビューの一場面を、16:9で撮影し、カラオケ字幕つきの9:16にしたものです。またAI切り抜きには、12分のライブ(¿Te Suena?でのライブメドレー「Soy Tu Sol」)から選んだ、歌い手を追う歌唱クリップがあります。
場面を選ばずに動画全体を縦型にしたいだけなら、直接エディターで開いて自動リフレームを使いましょう。
セーフゾーン:何も置かない場所
縦型では、画面のすべての部分が同じように見えるわけではありません。アプリが、動画の上に画面表示を重ねるからです。
- 下:アカウント名、キャプション、サウンド、アプリによってはナビゲーションバー。
- 右側:いいね、コメント、シェアのボタン。
- 上:タブと検索。
顔、字幕、大切な文字は、フレームの中央の少し上か下に置いて、端から離しましょう。アップデートで画面表示は変わるので、公開前に、非公開か下書きで動画をアップロードして確認してください。
Spotify Canvasのような、ほかの縦型フォーマットも同じです。作る場合はSpotify Canvasとは?をお読みください。
1本の動画を、すべてのフォーマットに
複数のプラットフォームに投稿するなら、4回編集する必要はありません。TONTRIAのエディターでは、同じプロジェクトを9:16、1:1、4:5、16:9で一度に書き出せます。それぞれに顔を追うリフレームが適用されます(複数フォーマットの書き出しはProプランとLabelプランです)。プロの編集者と仕事をしているなら、プロジェクトを書き出して、そこから続きの作業を進めることもできます。
縦型にしやすい撮り方
いいリフレームは、撮影現場から始まります。
- 人の周りに余白を。 横のフレームの端に人が詰まっていると、どんな縦型にしても切れてしまいます。
- 人同士が重ならないように。 インタビューでは、ゲストのあいだに空間があると、分割画面がずっと簡単になります。
- できるだけ高い解像度で撮る。 幅の3分の1しか残さないなら、4Kの映像は1080pよりずっと多くのディテールを縦型に残せます。
- 寄りのカットを足す。 アーティストのアップを撮る2台目のカメラやスマホがあれば、ほぼ縦型でそのまま使える映像が手に入ります。
- SNS専用とわかっているもの(ちょっとしたあいさつ、お知らせ、舞台裏)は、最初から縦で撮る。
1本の横型の録画を最大限活かすには、ライブセッションから10本のバズるショート動画を作る方法もご覧ください。
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